メディア担当の方
日本人は海外と比べて果物の摂取量が少ないというデータがあります。しかし、果物には体にプラスになる成分がたくさん含まれています。特に、パイナップルは美容やダイエットに役立つ成分が豊富です。
この記事ではその美容効果について解説します。
果物は甘いため、「甘いもの=太る」と思われがちですが、果物はダイエットに役立つ食材と言えます。
同じ甘いものでも、糖質が凝縮された砂糖と違って、果物は80〜90%が水分でできています。そのため、しっかり食べても摂取する糖質やカロリーは大した量にはなりません。
また食物繊維が豊富なので少ないカロリーで満腹感が得られてそれが持続します。
果物はいつ食べてもいいのですが、朝食にとると睡眠中に失われた水分が補えるのに加えて、起きたばかりで胃腸の消化力がまだ高まっていない時間帯の消化をサポートしてくれます。
また、小腹が空いたお昼すぎにおやつとして果物を選ぶほうが、砂糖が入ったおやつを選ぶよりもダイエット効果が期待できます。
それではここからは果物の中でも特にパイナップルに特徴的な栄養成分とその効果について見ていきたいと思います。
ブロメラインはパイナップルに含まれるプロテアーゼという酵素の一種です。
プロテアーゼはタンパク質を分解する働きを持っています。
私たちは魚や肉などの食べ物からタンパク質を摂取していますが、せっかく食べても適切に消化されないと体の中でうまく使うことができません。プロテアーゼはタンパク質の消化を助けることで、体内でタンパク質がきちんと利用されるようになり、肌や爪、髪の材料として見た目の美しさに役立ってくれます。
肌を美しくするにはさまざまなビタミンが関わっていますが、その中でも欠かせない成分がビタミンCです。
ビタミンCは肌のハリを支えるコラーゲンの合成に必要な栄養素です。コラーゲンは加齢とともに減少してしわやたるみの原因にもなるので、その合成を助けるビタミンCを補給することは重要です。
パイナップルはビタミンCが豊富で、5切れ(約80g)食べるだけで一日に必要なビタミンCの約1/3を摂取することができます。
むくみの原因は体内に溜め込まれた余分な水分です。体内に水分が溜まってしまう理由の一つが塩分のとりすぎ。
日本人は塩分をとりすぎていることがデータで示されており、外食やレトルト・インスタント食品などで塩分をとりすぎている人も多いです。
その余分な塩分を体の外に追い出してくれる栄養素がカリウムというミネラル。パイナップルに含まれるカリウムがむくみ解消にも一役買ってくれます。
このようにパイナップルには美しさを養ってくれるさまざまな成分が含まれています。日常の食生活のワンシーンに取り入れて、ご活用ください。
静岡県立大学大学院生活健康科学研究科食品栄養科学専攻修士課程修了後、総合病院で管理栄養士として勤務。
その後独立し、フリーランスの管理栄養士として食事指導、ファスティングの指導、講演、レシピ作成などを行う。未来日本型食生活協会理事長。登録者16万人を超えるYou Tubeチャンネル「カラダヨロコブ」やオンラインサロンを運営している。テレビやラジオ、雑誌等のメディア出演多数。
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静岡県立大学大学院生活健康科学研究科食品栄養科学専攻修士課程修了後、総合病院で管理栄養士として勤務。
その後独立し、フリーランスの管理栄養士として食事指導、ファスティングの指導、講演、レシピ作成などを行う。未来日本型食生活協会理事長。登録者16万人を超えるYou Tubeチャンネル「カラダヨロコブ」やオンラインサロンを運営している。テレビやラジオ、雑誌等のメディア出演多数。
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