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独特の口上で客を引き寄せ、露天でバナナを売る方法のことです。売り手はリズム感のある景気のよい口上で、1房約15本を少しずつ値下げしながら見物客を引き込み、集客します。
その発祥は、1903年以降、台湾から輸入された大量のバナナが荷揚げされていた北九州の門司港とされています。
本来であれば青バナナの状態で輸入するところを、輸送中の船内で熟してしまったバナナをできるだけ早く売りさばいて現金化しようとしたことがバナナの叩き売りの始まりです。戦争や物流の発達などに伴い廃れていきましたが、現在も門司港では週末やイベント等で伝統芸能としてのバナナの叩き売りを見ることができます。