メディア担当の方
「朝食を食べる時間があったら少しでも寝ていたい」「食欲がない」など、朝食を食べない人にはそれなりの理由があるようですが、これはいずれも問題です。朝食抜きでは朝から脳や筋肉などがエネルギー不足を起こし、勉強や仕事もはかどりません。また、ビタミンやミネラル、食物繊維など、不足しがちな栄養素も1日2食だけで必要量をとるのは大変です。このように、朝食は毎日を元気に過ごすためのカギになる大切な食事なのです。
そこで朝食におすすめしたいのがパイナップルです。パイナップルには、1日のスタートにぜひとりたい栄養がたっぷり入っています。
通勤や通学に使う筋肉活動にも、勉強や仕事に使う脳の活動にもエネルギーが必要です。このエネルギーのもとになるのが、ご飯やパンなどの主食に多く含まれている糖質です。パイナップルには糖質のなかでも吸収がよく、早くエネルギーに変わる果糖やブドウ糖などが多く含まれています。
また、糖質を活動エネルギーに変えるにはビタミンB1 が必要ですが、このビタミンB1 もパイナップルには豊富です。このしくみは次のように説明できます。
糖質を分解してエネルギーに変えるためには酵素が必要ですが、ビタミンB1 はこの酵素を助ける働きをします。そのため、ビタミンB1 が不足するといくら糖質をとってもエネルギーが補給されません。そして、疲れやすくなったり、ひどいときにはむくみや食欲不振など脚気の初期症状のような状態になります。このような体の症状だけでなく、イライラしたり、怒りっぽくなるなどの精神的な症状が起こることもあります。
ビタミンB1 は体や心の元気のもととして欠かせないビタミンですが、体内に蓄積できないので3回の食事できちんと補給する必要があります。ビタミンB1 が豊富な豚肉や卵、豆類などをバランスよくとることも大切ですが、それらに加えて、1日のスタートである朝食にパイナップルをプラスすれば、それだけビタミンB1 を多く補給できるというわけです。
朝は食欲がないという人も多いようですが、これもパイナップルが解決してくれます。ここで活躍するのがパイナップルに豊富なクエン酸やリンゴ酸などです。クエン酸やリンゴ酸は、酢や柑橘類にも豊富な成分で、パイナップルのさわやかな酸味のもとになっています。この酸味が食欲を刺激して、だ液や胃液などの消化液の分泌を促し、食欲を出させるのです。
忙しい朝には皮をむいてカットして売られているカットパインを使うのもおすすめです。パイナップル効果でしっかり朝食を食べて、1日を元気にスタートさせましょう。
出版社勤務を経て、1985年に「もくば舎」を立ち上げ、主宰する。
各出版社(政界文化社、小学館、講談社、アスコム、
家の光協会などの単行本、MOOK、雑誌の特集記事などの編集に携わる。
同時にメーカーのPR誌の編集や商品コピーなども手掛ける。
昨今の健康ブームにより、「食と健康」をテーマとして扱う機会が多い。
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出版社勤務を経て、1985年に「もくば舎」を立ち上げ、主宰する。
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