メディア担当の方
パイナップルは料理にもよく使われますが、とくに肉料理との相性がよいことで知られています。パイナップルを加えた酢豚や、ステーキの輪切りをのせたハワイアン・ステーキなどは、おなじみのメニューです。また、カレーに加えて煮込むと、ぐんとコクのある味になります。
これは、パイナップルの甘味が肉の味をまろやかにし、酸味が肉の脂っこさをさわやかな味わいにしてくれるからです。また、パイナップルにはブロメライン(ブロメリン)というタンパク質分解酵素が含まれており、肉のタンパク質を分解して柔らかくし、消化をよくする働きがあります。
ただし、ブロメライン(ブロメリン)は熱に弱く、60℃以上で効力を失うので、加熱処理をしてある缶詰ではその効果は期待できません。また、調理の過程で60℃以上に加熱してしまうと、肉を柔らかくする働きはなくなってしまいます。ブロメライン(ブロメリン)の働きを生かすには、フレッシュのものを加熱せずに使うようにしましょう。
たとえば、薄切りにして生ハムや野菜と合わせ、パイナップル入りのハムサラダを作ってみては? また、ステーキやハンバーグなら、焼いたあとに、薄く切ったスライスをのせて、一緒に食べると肉の消化を助けます。
定番ルッコラと生ハムに甘いパイナップルが加わりまろやかな味わいのサラダに
エネルギー(1人分) | 185kcal |
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調理時間 | 15分 |
塩分量 | 0.4g |
パイナップル | 1/6個(135g) |
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生ハム | 6枚(30g) |
ルッコラ | 適量 |
EXバージンオリーブオイル | 大さじ2 |
粗挽き黒こしょう | 少々 |
作り方
1. パイナップルは5mm厚さのくし形に切る。
2. 器に生ハムを並べて、パイナップルをのせ、ルッコラを散らす。オリーブオイルをかけ、粗挽き黒こしょうをふる。
脳の活動に必須の糖質をエネルギー源に変えるにはビタミンB1が必要です。その働きにうってつけのスペアリブとパイナップルのコンビで元気をチャージ!
エネルギー(1人分) | 831kcal |
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調理時間(漬け込み時間除く) | 25分 |
塩分量 | 4.0g |
スペアリブ | 4本 |
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パイナップル(すりおろし用) | 180g |
みそ | 大さじ1 |
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しょうゆ | 大さじ2 |
砂糖 | 小さじ1 |
酒 | 大さじ1 |
おろしにんにく | 小さじ1/2 |
こしょう | 少々 |
ごま油 | 大さじ1 |
クレソン | 2束 |
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パイナップル(可食部) | 1/8個分(約65g) |
作り方
1. ボウルにパイナップルをおろし金(粗目)ですりおろし、Aの材料を加えてよく混ぜ合わせる。
2. 1にスペアリブを入れてまぶしつけ、冷蔵庫で3時間ほど漬け込む。
3. 2のスペアリブは、180度に予熱したオーブンの天板の網に並べ、漬け込み汁をぬりながら15分くらい焼く。
4. 器に3を盛りつけ、クレソンとパイナップルを添える。
指導:医学博士 長野美根
出版社勤務を経て、1985年に「もくば舎」を立ち上げ、主宰する。
各出版社(政界文化社、小学館、講談社、アスコム、
家の光協会などの単行本、MOOK、雑誌の特集記事などの編集に携わる。
同時にメーカーのPR誌の編集や商品コピーなども手掛ける。
昨今の健康ブームにより、「食と健康」をテーマとして扱う機会が多い。
プロフィールを見る
出版社勤務を経て、1985年に「もくば舎」を立ち上げ、主宰する。
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