メディア担当の方
熱帯果樹系YouTuberの上原けんゆーさんが監修したパイナップルクイズ初級編。パイナップルの豆知識やトリビアがたくさん、ぜひ挑戦してみてください!
Q1 . パイナップルの名前の由来は? 漢字で書けますか?
回答
日本語では「パイナップル(「パイン」と略されることも多い)」ですが、これは英名の「pineapple」に由来します。
パイナップルの漢字は「鳳梨」です。
英語の「pineapple」は、パイナップルの形が松かさに似ていることから、松を表す「pine」に、古い英語で広く果物を意味する「apple」を組み合わせて名付けられました。パイナップルの漢字は「鳳梨」です。パイナップルは中国語で「鳳梨」(fènglí)と呼ばれます。この名称はそのまま日本語にも取り入れられました。
「鳳」は、伝説上の鳥である鳳凰(ほうおう)が由来です。鳳凰は中国の神話に登場する鳥で、優雅で美しい姿をしており、繁栄や平和の象徴とされています。パイナップルの形状が鳳凰の尾羽に似ていると考えられたため、この漢字が使われるようになりました。「梨」は果物のナシを指しますが、ここでは果物全般を意味する漢字として使われています。
Q2. パイナップルは購入して数日食べるのを待った方が美味しくなりますか?
回答
いいえ。パイナップルは、購入後に数日置いても味や甘さは変わりません。
パイナップルはバナナやアボカドなどとは異なり追熟しない果物で、収穫された時点の熟度が保たれるため、収穫後に糖度や風味が増すことはありません。よって、パイナップルは最適な糖度と風味を持つ状態で収穫されることが重要となります。そのため、パイナップルを選ぶ際には、緑がかったものではなく、全体的に黄色み〜赤みがかっているものや、しっかりとハリがあるもの、美味しそうな甘い香りがしっかりとあるものを選びましょう。
食べる前に、冷蔵庫で冷やしても良いですが、購入後はなるべく早く食べる方が、より美味しく味わえます。
Q3. パイナップルの原産地はどこですか?
回答
パイナップルの原産地は南アメリカのブラジル南部およびパラグアイあたりだといわれています。
その後16世紀にヨーロッパに持ち込まれ、世界中に広まりました。学術的には、パイナップルはアナナス・コモスス(Ananas comosus)という名前で知られ、パイナップル科(Bromeliaceae)に属する多年草です。現在は亜熱帯および熱帯地域で広く栽培されており、生産上位国は順に、インドネシア、フィリピン、コスタリカ、ブラジル、中国となっています[1]。パイナップルは甘くてジューシーな果実として今では世界で人気があります。
参考文献
[1] M. Shahbandeh “Leading countries in pineapple production worldwide in 2022” Statista. 2024. https://www.statista.com/statistics/298517/global-pineapple-production-by-leading-countries/ (参照 2024-07-10)
Q4. パイナップルは木ですか? 草ですか?
回答
パイナップルは一般的に「草(草本植物)」と分類されます。
パイナップルは木に生えるのではなく、地面に生える多年草の植物です。
長い葉が放射状に広がり、その中心から茎が生え、さらにその先端に果実が形成されます。
1本の植物からは、1つの果実が収穫されます。
Q5. パイナップルの芯は食べられますか?
回答
はい、パイナップルの芯は食べられます。
パイナップルの芯は他の部分よりも硬いですが、食物繊維が豊富です。近年は、「芯まで食べられる」というキャッチフレーズで市場に出ているパイナップルも増えてきました。 ただ、多くの品種があり、芯がもともと柔らかく、生でそのまま食べても気にならないものと、硬く繊維質で、調理して柔らかくしてから食べた方が良いものがあります。
硬いパイナップルの芯を食べやすくするためには、煮たり、蒸したり、焼いたり、さらにはフードプロセッサーで細かくしたり、ミキサーでジュースにしたりなどといったようなやり方があります。
これまで芯をのぞいて食べていた方も、ぜひ試してみてください。
沖縄県でアボカドやバナナなど、他多数の熱帯果樹の栽培をしている。
同時に、それらの栽培方法や果樹の特徴などをyoutubeやブログなどにて情報発信をしている。
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沖縄県でアボカドやバナナなど、他多数の熱帯果樹の栽培をしている。
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