メディア担当の方
初級編〜中級編とパイナップルの歴史や育て方、品種の詳しい解説もあり、パイナップルについてかなり詳しくなったのではないでしょうか。
最後の問題にもぜひチャレンジしてみてください!
Q5 . パイナップルは世界中にどのくらい品種がありますか?
以下に回答と解説があります。
回答
パイナップルは世界中に数えきれないほど存在しますが、多く流通しているのはある特定の品種です。
代表的な品種には「スムースカイエン種」「レッドスパニッシュ種」「クイーン種」などがあります。
「スムースカイエン種」は、世界中で最も植えられている品種です。収量が高く、果実の味や形状もよく、現在は缶詰用として主要な品種です。スムースカイエン種は、植物学者Samuel Perrottetによってフランス領ギアナで収集され、1820年にヴェルサイユに送られました。それから19世紀後半にイングランドからフロリダ、ジャマイカ、オーストラリア、ハワイに送られ、そこで主要となり、現代の大規模なパイナップル栽培の基盤を形成しています。
沖縄で古くから、そして現在もなお広く栽培されているNパイン(N67-10)は、ハワイ由来のスムースカイエン種のクローン選抜であり、その後作出されたピーチパインやボゴールパイン、ジュリオスターなどもスムースカイエン種の血を引いています。
一方、「クイーン」と「シンガポールカニング(Singapore Canning)(別名:シンガポールスパニッシュ)」なども、熱帯地域で広く栽培されています[1]。
これら品種より、各熱帯・亜熱帯国では多くの新しい品種も作出されており、とても多くの品種が存在します。
[1]Garth M. Sanewski, Duane P. Bartholomew, Robert E. Paull, The Pineapple: Botany,
Production and Uses, CABI, 2018.
沖縄県でアボカドやバナナなど、他多数の熱帯果樹の栽培をしている。
同時に、それらの栽培方法や果樹の特徴などをyoutubeやブログなどにて情報発信をしている。
プロフィールを見る
沖縄県でアボカドやバナナなど、他多数の熱帯果樹の栽培をしている。
同時に、それらの栽培方法や果樹の特徴などをyoutubeやブログなどにて情報発信をしている。
プロフィールを見る