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論文・学会抄録

2022.03.10

発酵青バナナ末のマウスを用いた免疫賦活効果の検証

扇谷えり子, 堀江健二, 井上侑紀, 渡部和哉, 青笹正義, 丸勇史, 加藤敬, 山田敬, 金武祚, 松田修. 日本栄養・食糧学会大会講演要旨集. 2014, 68th, 213. 

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編集部 バナナ・パイン基礎情報 / 美容・健康 / その他 バナナ・パイン研究所 編集部

抄録

目的:前演者らは未成熟なバナナの果実部から得た青バナナ末を酵素・微生物等を用いて分解・発酵することで、溶解度が高く味の良い発酵青バナナ末を調製することに成功し、その免疫賦活効果の報告を行った。本発表では、発酵青バナナ末を用いた動物試験を実施し免疫賦活効果の検証を行ったので報告する。
方法:マウス(BALB/cマウス、8週齢、雌)を用い、ゾンデにより発酵青バナナ末を蒸留水に溶かした溶液を経口投与した。マウスは3群(5匹/群)に分け、Control群(蒸留水)とLow dose(0.1mg/g B.W.)群、High dose(0.5mg/g B.W.)群を設定した。発酵青バナナ末を10日間経口投与したマウスから脾細胞を回収し、10%FBS添加RPMI1640培地で3x106 cells/mLに調整し24-well plateに播種した。その後LPS、ConAで細胞を刺激し24時間、72時間後の培養上清中のサイトカイン(IFN-γ、TNF-α、IL-12、IL-4)をELISAにより測定した。
結果:回収した脾細胞をLPSで刺激し、24時間及び72時間培養上清中のIFN-γを測定した。その結果、High dose群でControl群と比較して有意(p<0.001)な発現量増加が認められた。同培養上清中のTNF-αを測定した結果、High dose群でControl群と比較して有意(p<0.001)な発現量増加が認められた。ConA刺激72時間培養上清中のTNF-αを測定した結果、High dose群(p<0.001)、Low dose群(p<0.05)で投与量に依存した有意な発現量増加が認められた。ConA刺激24時間培養上清中のIL-12を測定した結果、High dose群で有意(p<0.01)な発現量増加が認められた。以上より、発酵青バナナ末の経口摂取により免疫賦活効果が得られることが示唆された。

発酵青バナナ末のマウスを用いた免疫賦活効果の検証

キーワード
バナナ、発酵、免疫

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