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2022.03.10

バナナのミネラル効果で元気になる

川井 紫夏子 料理編集&食ライター 編集プロダクションもくば舎代表 川井 紫夏子

バナナの成分のうち、水分を除いた固形分の割合をみると、なんと約90%がでんぷんや果糖などの糖質です。糖質は消化吸収されて活動エネルギーのもとになります。エネルギー量で換算すると、バナナ1本はちょうどご飯半膳分に当たりますが、ご飯に比べて消化がよいことなどからもバナナはエネルギー補給によい食べ物だというイメージが定着しています。

しかし、バナナの良さはそれだけではありません。バナナには大きな健康効果を持つミネラルが多種類含まれています。今回はそんなバナナのミネラルパワーに迫ってみましょう。

体に欠かせないミネラルの働き

人の体に必要なミネラルはこれまでの研究で17種発見されています。今後の研究でこの数はふえる可能性もありますが、この17種類のうち、体内に比較的多いミネラル7種を主要ミネラル、そのほかのミネラルを微量元素と呼んでいます。主要ミネラル7種にはカルシウムやカリウム、マグネシウムなどがありますが、これらの主要ミネラル7種の合計で体内のミネラルのほとんどを占めています。一方鉄や銅、亜鉛などの微量元素は合計してもわずかしかありませんが、人の体にはどれひとつとして欠かせない成分です。

バナナには量の多少はありますが、これらの17種のミネラルが全て含まれています。とくに主要ミネラルであるカリウムとマグネシウム、微量元素の鉄や銅などは比較的多く含まれています。これらのミネラルはいずれも現代人に不足しがちなものばかりで、外食や加工食品に頼りがちな食生活では所要量をとるのが難しいミネラルです。

カリウムやマグネシウムは筋肉運動に大きく関係していますし、この二つが不足すると心臓疾患になりやすいことがわかっています。また、鉄や銅はいずれも不足すると貧血を引き起こします。つまりバナナを食べればエネルギー補給をするのと同時に、このようなミネラル不足の悩みも解消できるというわけです。

乾燥バナナで手軽にミネラル補給

ミネラルのなかでもとくにバナナに豊富なのがカリウムです。カリウムは里いもやじゃがいもなどのいも類やほうれん草などの野菜にも豊富ですが、ゆでるとゆで汁に出て失われてしまいます。その点そのまま食べられるバナナならむだなくカリウムをとることができます。

もっと手軽にミネラル補給をするにはバナナの乾燥品もおすすめです。乾燥してもミネラルは失われずにそのまま残るので、ミネラル補給に適しています。バナナを干して乾燥させた乾燥バナナも広く出回っています。乾燥バナナは保存もきき、持ち運びにも便利です。ヨーグルトやサラダにトッピングして使うのはもちろん、乾燥バナナを持ち歩くと外出先でも手軽にミネラル補給ができます。サプリメント感覚でバッグに忍ばせておいてはいかがですか。

川井 紫夏子

川井 紫夏子 Shikako Kawai

出版社勤務を経て、1985年に「もくば舎」を立ち上げ、主宰する。
各出版社(政界文化社、小学館、講談社、アスコム、
家の光協会などの単行本、MOOK、雑誌の特集記事などの編集に携わる。
同時にメーカーのPR誌の編集や商品コピーなども手掛ける。
昨今の健康ブームにより、「食と健康」をテーマとして扱う機会が多い。

出版社勤務を経て、1985年に「もくば舎」を立ち上げ、主宰する。
各出版社(政界文化社、小学館、講談社、アスコム、
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