メディア担当の方
フルーツの魅力の一つに、さわやかな酸味があげられます。その酸味のもとは、クエン酸やリンゴ酸、酒石酸といった有機酸。それが、食欲を刺激し、料理全体の美味しさを引き立てる隠し味として、料理の脂っこさを和らげ、さっぱりとした味に仕上げてくれるのです。
細かく刻んだり、すりおろしたり、果汁にして加えてみてください。メリハリの効いた味わいになること請け合いです。
また、この有機酸にはお肉をやわらかくする働きがあり、その働きは加熱してもそこなわれないというすぐれもの。だから、例えば肉の煮込み料理などには打ってつけなのです。
さらに、忘れてならないのは、フルーツ本来の甘さ。この甘み成分は、果糖、ブドウ糖、ショ糖などが組み合わされた自然のもので、まろやかさが特徴です。
このようにいろいろな特性をもつフルーツだからこそ、料理にアクセントをつける素材として昔から親しまれてきたのです。デザートにはもちろんのこと、メインディッシュにも底力を発揮します。
フルーツサラダやデザートにはもちろんのこと、メイン料理にもフルーツは大活躍です。なかでは、パイナップルを使った酢豚やハワイアン・ステーキがおなじみです。
いずれも美味しい一品ですが、フルーツの特性を活かしたもっと手軽な美味しいレシピがあります。
同じく、パイナップルを例にとってみましょう。お肉などと一緒に炒めて煮込むだけ。フルーツの有機酸の働きで味はさっぱり、そのうえお肉がやわらかくなるのですからもっと取り入れないともったいない。
さらに、チリソースなどのスパイシーな調味料を加えれば、パイナップルの甘酸っぱさが際だち、ワンランク上の味になります。
フルーツを使ったメニューとして、エスニックテイストは欠かせません。
例えば、ナンプラーや唐辛子を使ったサラダにパイナップルをプラスすれば、簡単に南国風の楽しい味わいになります。
あるいは、バナナをチキンと一緒にホイル焼きにするのはいかが? そこに、ココナッツミルクをちょっぴり加えてみてください。エキゾチック・テイストがぐんとアップします。
※ここでは低糖度バナナを使用していますが、一般的なバナナでもおいしくできます。
コピーワークをメインに、市場、店舗、研究開発機関など食の現場の取材、そこに関わる職人へのインタビューや構成から、シナリオ、小説などまで幅広く携わる。主な作品に「ブラウマイスターと職人」(webレポート)、「dancyuギフトカタログ」、ラジオ番組企画原案など。また、協会冊子オートキャンプハンドブックでアウトドアクッキングレシピなども紹介。NPO法人FBO(料飲専門家団体連合会)アカデミー会員。受賞歴は宣伝会議賞(佳作)、毎日デザイン賞(特選3席)、シナリオセンターグランプリ。現在、日本における自然農の理念を実践する田んぼにて修行中。
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コピーワークをメインに、市場、店舗、研究開発機関など食の現場の取材、そこに関わる職人へのインタビューや構成から、シナリオ、小説などまで幅広く携わる。主な作品に「ブラウマイスターと職人」(webレポート)、「dancyuギフトカタログ」、ラジオ番組企画原案など。また、協会冊子オートキャンプハンドブックでアウトドアクッキングレシピなども紹介。NPO法人FBO(料飲専門家団体連合会)アカデミー会員。受賞歴は宣伝会議賞(佳作)、毎日デザイン賞(特選3席)、シナリオセンターグランプリ。現在、日本における自然農の理念を実践する田んぼにて修行中。
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